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手根管症候群について
こんにちは!ソリーゾ整骨院 蓮根院の長谷川です。
最近は急に暖かくなったり、寒くなったりと気温変化が激しくなり体調の管理
には十分お気をつけください。特にこの時期に多いのが寝違えやぎっくり腰、背中
になりますので、少しでも違和感、痛いなと感じたらすぐにご相談ください。
話は変わりますが、今回は「手根管(しゅこんかん)症候群」についてお伝えしていきます。
これは手が痺れて、指が曲げにくくなったり、痛みが伴う病気です。
なぜ上記のような症状が現れるかというと、神経や血管、指を動かす腱が手首の
真ん中にあるトンネルを通っており、このトンネルが崩れ圧迫され狭くなり続けることに
よって起こってきます。
このように、手根管症候群に代表されるような神経が圧迫されて起こる疾患
のことを「絞扼(こうやく)性神経障害」といいます。
手の神経を支配しているのは3つあり、手根管症候群はそのうちのひとつ正中神経という
親指、人差し指、中指、薬指につながる神経が絞扼されてしまっている状態です。
それらの指が痺れる、痛くなる、また朝の起床時で手がむくんで指が曲がらないなどの
症状が特徴的です。
原因としては、突発性のものが多く、原因不明とされております。また、妊娠出産、更年期
の女性が多く生じる特徴があり、ケガや仕事・スポーツ・日常生活動作による手首の使い
過ぎなどがあります。
しかし、これは手首だけの問題ではなく、首や姿勢からの影響もあると考えており、首、
肩、背中にもなんらかの症状が起こってくる可能性もあります。そのため、普段の不良姿勢
から長い年月をかけて、手首・手指への症状となって現れてきている可能性もあるという
ことになります。